さいたま市の外壁塗装はいつがよい?季節ごとの注意点と時期の決め方
ブログ
執筆:
那須康一郎
経歴:
株式会社ケイナスホーム創業者/
株式会社ケイナス代表取締役
保有資格:雨漏り診断士/外装リフォームマスター/1級塗装技能士/1級防水施工技能士さいたま市で外壁塗装をするなら、春と秋は候補にしやすい季節です。ただし、夏や冬にも条件に応じて施工を検討できます。大切なのは、季節だけで決めず、使用する塗料の条件、当日の天気、塗装する面の状態、塗装後の乾燥まで合わせて確認することです。
また、「外壁塗装が必要か」と「いつ工事をするか」は別の判断です。春や秋を希望していても、外壁の気になる変化については先に相談できます。
この記事では、季節ごとの注意点と、施工時期を決めるために施工会社へ確認したい項目を整理します。
◾️外壁塗装の時期は「季節」と「施工条件」を分けて考える
日本ペイントは、夏と冬には施工上の制約が多いことを説明したうえで、春と秋を塗装に向く季節としています。まず春や秋を候補にする考え方には、メーカーの案内による根拠があります。www.nipponpaint.co.jp
一方、春や秋を選んだだけで、どの日でも塗装できるわけではありません。実際に作業を進められるかは、使用する製品の施工仕様と、その日の気象や塗装面の状態を踏まえて判断します。
希望する季節を決めることは日程相談の出発点です。そのうえで、条件を満たさない場合に工程をどう変更するかまで確認しておきましょう。
出典:日本ペイント「冬場の寒いときや、夏場の暑いときに外壁や屋根を塗装しても問題ないですか?」
◾️さいたま市で季節ごとに確認したいこと
地域の気候を考える際には、気象庁の観測地点「さいたま」の平年値(統計期間:1991~2020年)が参考になります。平年値は過去の気象の傾向を示すもので、工事予定日の天気予報ではありません。data.jma.go.jp
季節ごとの違いを、次のように日程や施工条件の相談へつなげると判断しやすくなります。
季節 | 時期選びの考え方 | 施工会社へ確認すること |
|---|---|---|
春 | 候補にしやすいが、当日の天気は別に確認する | 雨や気温の変化がある場合の工程変更 |
夏 | 雨と高温を踏まえて施工条件を確認する | 使用塗料の条件、塗装面の状態、乾燥の確保 |
秋 | 気温だけでなく、月ごとの雨の傾向も考える | 降雨時の予定変更と、塗装後の乾燥条件 |
冬 | 低温や朝夕の結露に注意する | 塗装面の状態、作業時間帯、低温時の判断 |
春は候補にしやすいが、当日の天気は別に確認する
さいたまの平年値では、月平均気温は4月が13.7℃、5月が18.6℃です。春を候補にする際の地域の気温の目安になります。data.jma.go.jp
ただし、月平均気温は作業時間帯の気温や壁面の温度とは異なります。春でも、当日の雨や気象の変化を踏まえた判断は必要です。「春だから予定どおりに進む」と考えず、日程が変わる場合の対応も確認しましょう。
出典:気象庁「さいたま・平年値(年・月ごとの値)」(統計期間:1991~2020年)
夏は雨と高温を踏まえて日程・作業条件を相談する
夏に検討したいのは、雨の影響と高温時の施工・乾燥条件です。気温が高いほど仕上がりがよくなる、乾燥が速ければ問題ない、と判断することはできません。
日本ペイントは、塗装時や乾燥時の高温・低温、高湿度、塗装直後の降雨や結露を、塗膜の劣化に関係する要因として挙げています。日本ペイント株式会社
夏の工事を希望する場合は、使用する塗料の条件に加え、雨が予想されるときにどの工程を変更するか、塗装後の乾燥をどう確保するかを相談しましょう。
秋も月によって雨の傾向が異なる
秋は塗装時期の候補になりますが、秋全体を雨の少ない時期と考えるのは適切ではありません。
さいたまの平年値では、月降水量は9月が202.8mm、10月が196.8mm、11月が70.9mmです。同じ秋でも月によって傾向が異なります。data.jma.go.jp
この数値は雨の日数や工事が止まる日数を示すものではありません。秋に施工する場合も、気温の条件とは別に、降雨時の工程変更や乾燥条件を確認することが大切です。
出典:気象庁「さいたま・平年値(年・月ごとの値)」(統計期間:1991~2020年)
冬は低温と朝夕の結露に注意する
冬は、空気の気温だけでなく、塗装する面の状態や作業時間帯の確認が必要です。
日本ペイントは、冬の朝には気温が条件を満たしていても塗装面が冷えている場合があり、夕方には結露が生じやすいことを説明しています。そのため、日中の気温だけを見て「今日は塗装できる」と決めることはできません。www.nipponpaint.co.jp
冬の工事を希望する場合は、低温や結露があるときの判断、作業時間帯、乾燥時間の確保について相談しましょう。冬という季節名だけで、施工できるとも、できないとも決めないことがポイントです。
出典:日本ペイント「冬場の寒いときや、夏場の暑いときに外壁や屋根を塗装しても問題ないですか?」
◾️施工前に確認したい気温・湿度・雨・乾燥の条件
数値の目安は使用する塗料の仕様と合わせて確認する
日本ペイントのFAQでは、気温5℃以上・湿度85%未満の気象条件下での塗装を案内しています。www.nipponpaint.co.jp
ただし、この案内をすべての塗料や下地に共通する施工条件として扱うことはできません。実際に使う製品の施工仕様を確認し、塗装面の状態も合わせて判断する必要があります。
施工会社には、「今回使用する塗料では、気温・湿度や下地についてどのような条件がありますか」と確認すると、工事内容に合った説明を受けやすくなります。
出典:日本ペイント「冬場の寒いときや、夏場の暑いときに外壁や屋根を塗装しても問題ないですか?」
作業中だけでなく、塗装後の乾燥条件も確認する
塗装は、塗っている時間の天気だけを確認すればよいわけではありません。塗った後に塗膜が形成される段階や、次の塗装を重ねるまでの条件も重要です。
日本ペイントは、塗装直後の降雨や結露、塗装・乾燥時の温湿度が塗膜の劣化に関係することを説明しています。また、塗り重ね乾燥時間などの所定条件を前提としています。日本ペイント株式会社
そのため、雨が止んだことだけで、直ちに塗装を再開できるとは限りません。再開の判断は、塗装面の状態と使用製品の仕様を踏まえて確認します。
事前には「雨の後に何を確認して再開するか」「次の塗装を重ねるまでの時間をどう確保するか」を聞いておきましょう。雨の日に変更する工程についても、塗装作業とそれ以外の作業を分けて説明してもらうと、予定を理解しやすくなります。

◾️希望する季節を待つ前に、外壁の状態も相談する
「春に塗りたい」「秋に工事をしたい」という希望があっても、外壁の状態についての相談を、その時期まで待つ必要はありません。
ひび割れ、塗膜の剥がれ、目地の変化などが気になる場合は、どの場所にあるか、いつ気付いたか、雨の後に変化があるかを整理して伝えましょう。過去の塗装時期や工事内容が分かれば、それも相談材料になります。
これらの変化があるだけで、原因や工法、工事の緊急性を一律に決めることはできません。「希望する季節まで待てるか」も、建物の状態を確認したうえで相談する事項です。
先に状態の相談を行い、その判断と生活上の予定を合わせて施工時期を検討すると、季節だけに左右されずに計画を立てられます。

◾️外壁塗装の時期を相談するときに伝えること・聞くこと
相談の際は、希望時期を伝えるだけでなく、天候で予定が変わる場合の扱いまで確認しておくと安心です。次の項目を整理しておきましょう。
伝える・確認する項目 | 具体的な内容 | 確認する目的 |
|---|---|---|
希望日程 | 希望する時期、避けたい日程 | 生活の予定と工事を調整する |
外壁の気になる状態 | 場所、気付いた時期、雨の後の変化、過去の塗装歴 | 状態確認と時期の相談につなげる |
使用する塗料 | 製品名と施工時の条件 | 今回の工事に適用する条件を知る |
天候による変更 | 雨や低温などで変更する工程、再開時の確認 | 予定が変わる条件を理解する |
乾燥・塗り重ね | 製品仕様に沿った時間の確保 | 日程を優先して工程を進めないか確認する |
変更時の連絡 | 誰から、いつ、どの方法で連絡があるか | 工事中の予定を調整する |
外壁塗装の時期は、春・秋を候補にしつつ、使用塗料の条件、当日の気象、塗装面の状態、乾燥まで含めて決めることが大切です。夏・冬を希望する場合も、条件と工程の考え方を確認して検討しましょう。
株式会社ケイナスでは、さいたま市を主な対象地域として外壁塗装に対応しています。「どの季節に工事をするか迷っている」「希望時期まで待てるか相談したい」という方は、外壁の気になる状態と希望日程を合わせてご相談ください。
